【FX】なぜ『待つ』ことが出来ないのか?中途半端なエントリーになってしまう理由は?

【FX】なぜ『待つ』ことが出来ないのか?中途半端なエントリーになってしまう理由は?

FXでは待つことも相場という格言がありますが、いつも待てなくて中途半端なエントリーをしていませんか?

びっくり!
びっくり!
もっと待てれば良い位置でエントリーできたのに!!
また微妙なポジション抱えてしまった…

待つことが出来ないトレーダーは皆そう言いますが、実は待てないのではなくて自分のトレードスタイルが定まっていないため適当なエントリーになっているのが原因です。

この記事では『なぜ待つことができないのか?』の理由と対処法を解説していきます。

理由①トレード手法が固まっていない

待つことが出来ないないトレーダーは自分のトレードスタイルや手法が確立されていない人が多いように思えます。

何故かというと、トレードスタイルが確立されていれば『条件が揃わなければ入らない』という選択肢を取るので『待てない』ことが起こり得ません。

なので、いつも待てずに中途半端なところでエントリーしてしまう人は自分のトレードスタイル(エントリーの条件や手法)がブレていないか?を見直すことから始めましょう。

FXで『待つこと』はとても大切。

『あぁもう少し待てば良かった』ってなる人は恐らく自分のトレードスタイルとか『手法』が固まって無い人だと思う。

スタイルが固まってる人なら

『ココしか入らない』

みたいな確信めいたものがあるし

『ダメだったら入らない』

選択もできる。

— わらしべ (@warashibeTRADE) April 9, 2020

理由②トレードの成功体験に根拠が無い

では、なぜ自分のトレードスタイルが固まらないのか?

理由はトレードの成功体験に根拠がないからです。

今は色んなトレード手法がネットに落ちているので、良くも悪くも情報過多になっている気がします。

なので自分で手法の検証をして取捨選択しないと『何となく色んな手法を理解した風』になってしまいます。

するとどうなるか?

見るチャート全てがチャンスに思えてしまいます。

こうなると厄介で、本当は何の根拠も無く入ってしまったポジションを

びっくり!
びっくり!
これ『あの手法』じゃん!!
もうちょっと『待つ』ことができれば儲かったのに!!

と、自分に都合の良いように解釈するようになってしまいます。

本当は『待つ』ことが出来ないのではなく『何となくエントリーしてる』ってことです。

『何となくエントリー』を何万回繰り返したとしても自分のトレード手法は確立できません。むしろ繰り返せば繰り返すほど成功トレードと失敗トレードが増えるので訳が分からない状態になってしまいます。

理由③実力に対して理想が高すぎる

では、なぜ『何となくエントリー』になってしまうのか?

理由は自分の実力に対して理想が高すぎるからです。

ネットで有名なトレーダーの相場解説とか、いかにも練り上げられたトレード手法を目にすると『自分にもできるんじゃないか?』と触発されてしまうものです。

びっくり!
びっくり!
なんか分かんないけど俺も月利100%出せるんじゃない!?

みたいな感じで。

しかし、仮に彼らと同じ手法を使ったからと言って

  • 同じタイミングでエントリーする
  • 明確な利確ラインを決める
  • 明確な損切りラインを決める
  • 適切なロットでエントリーする
  • 同じタイミングで決済する

こんな芸当が出来るはずが無いのです。

自分のトレードの実力を把握してないのに『彼らと同じ感じでトレードすれば自分も同じ結果が出せる』と思ってしまうことが『何となくエントリー』に繋がってしまいます。

『なんとなくエントリー』を無くすには?

  • 自分には何pipsの値動きを読む力があるのか?
  • 自分の実力に合った損切は何pipsなのか?
  • 自分の実力に合った利確は何pipsなのか?
  • その実力で勝負できる値幅は?
  • その実力で張って良いロットは?

『自分の実力を把握する』

自分の実力を把握すれば、中途半端な『何となくエントリー』は劇的に減るはずです。

参考記事:利確と損切りpipsの決め方(トレードの実力を知る)

理由④『悩む』と『考える』は違う

最後に、トレーダーには

①考えてトレードする人

②悩んでトレードする人

の2種類が居ます。

そして待つことが出来ないのは悩んでトレードする人です。

『エントリー』以外の選択肢が無い

悩んでトレードする人は『絶対にエントリーする』と無意識に決めた状態で何処でエントリーするかを悩みます。

考えてトレードする人は状況に合わせて『エントリーを見送る』『待つ』を含めた選択肢から選んで行動します。

貴方はどっちのタイプですか?

びっくり!
びっくり!
①悩んでトレードする人
まだ下がる?もう下がらない?
このチャンス逃すと勿体ないからエントリー!!
わらしべ
わらしべ
②考えてトレードする人
105円まで下がったら損切り20pipsで買う。
下がらなかったら見送る。

『待てない人』=『悩んでトレードする人』は、まず『エントリーを見送る』選択肢を持ちましょう。

待てくてウズウズする時は悩まずに選択肢を考える

考えてるうちはエントリーしないを徹底することで考えてトレードする習慣が付きます。

参考記事:トレード計画を立てる強力な武器『ファンダメンタルズ分析』勉強法

まとめ

どうしてトレードで待つことが出来ないのか?をテーマに理由と対策を解説してきました。

待てない理由

トレードスタイルが固まっていない

成功体験に根拠が無いから

何となくエントリーになってるから

実力に対して理想が高すぎるから

『待てない』ことの根本原因は結構深いところにあるので、ひとつひとつ潰してトレードスタイルを確立してもらえたらと思います。

あと状況によっては『エントリーを見送る』ことも選択肢に入れましょう。

悩んでトレードする人ではなく考えてトレードする人になれれば中途半端なエントリーはぐっと減りますよ。