【FX】マイナススワップってキツくない?対策ってあるの?

【FX】マイナススワップってキツくない?対策ってあるの?

FXで含み損を抱えるのと同じくらいきついのがマイナススワップではないでしょうか?

ポジションをホールドする日数が短ければさほどでもありませんが、数千円、数万円と増えて来ると心臓辺りがキリキリしてきます(^-^;

しかし、僕はマイナススワップは無視・気にしない派なんですよね。

理由はマイナススワップを気にしすぎてしまうとトレードに色々な支障を来すからです。

この記事ではマイナススワップがきついときはどうしたら良い?をテーマにマイナススワップに対する考え方を解説していきます。

何事も考え方と捉え方次第なので、この記事の内容に共感してもらえればマイナススワップに悩むことはなくなると思います。

マイナススワップは確かにきつい

マイナススワップが痛いかどうかと言われると間違いなく痛くてキツイです。

ジワジワとボディーブローのように効いてくる感じがして、普通ならマイナススワップを抱えているとストレスが半端ないです。

抱える期間が長いほどイタイ

例えば2020年5月4日現在、ユーロ/英ポンドで1Lot(10,000通貨)のロングポジションを持った場合、-24円/日のマイナススワップとなります

仮に5Lotsでポジションを持っていた場合、単純計算で1日あたり-120円⇒1ヵ月で3600円も取られてしまいます。

数百円なら気にならないレベルですが累計で数千円、数万円と増えて来ると精神的にかなり辛いです。

毎日確定する

スワップポイントは含み損と違って毎日確定するので『損失が確実に増える恐怖』をトレーダーに植え付けます。

含み益を抱えていたとしてもプロスペクト理論が働いて『早く利確した方が良いカモ』という衝動に駆られるし、含み損の場合は『含み損もあるし最悪…』な二重苦となりトレーダーを悩ませます。

問題の『本質』を考えよう

冒頭でも述べましたが、僕はマイナススワップは気にしない方が良いと思っています。

理由はマイナススワップはトレードにおいて最重要視すべき問題ではないからです。

この事を理解するとマイナススワップがきついと思わなくなります。

大きな問題を小さな問題で判断してはいけない

トレードを全体的に考えて『今抱えているポジション』と『マイナススワップが日々増える』ではどちらが重要な問題かを天秤に掛けてみましょう。

何をどう考えても『今抱えているポジションをどうするか』の方が優先しなければいけない問題です。

どっちが重要な問題?

①今抱えているポジションをどうする?
⇒含み益ならどこまで伸ばす?
⇒含み損ならどこで切る?どこでリカバリーを入れる?

最優先の問題(本質)

②マイナススワップをどうする?
⇒日々少しずつ増えて行く
⇒解消するには決済するしかない

小さな問題(本質に関わる問題)

人間っておかしな生き物で、トレードの本質(重要な問題)は『今抱えているポジションをどうするか?』なのに、本質より小さな問題(今回はスワップ)を理由に決断したがるんですよね。

そして小さな『スワップ』問題に思考を大きくとられてしまった結果、決済しなくても良いポジションを損切りしたり、利確したりしてしまいます。

わらしべ
わらしべ
問題は『ポジションをどうするか?』であって『スワップをどうするか?』ではないはずだよ。

『破産する』ほど増えるわけではない

そして、毎日ジワジワ増えて行くマイナススワップも『証拠金を全部食い尽くすほど増えるのか?』と言われるとそこまで大きくありません。

例えば前項の5Lotで-24円/日のポジションを長期で持ち続けたとすると?

経過月マイナススワップ余剰証拠金
0ヵ月0円100万円
1ヵ月-3,600円99.6万円
6ヵ月-21,600円97.8万円
12ヵ月-43,200円95.6万円
36ヵ月-129,600円87.0万円
60ヵ月-216,000円78.4万円

表から分かるとおり、仮に5年ホールドしても破産しません

確かにスワップで21.6万円も取られるのは痛いですが『スワップで破産する』には程遠いです。

数年ホールドしても耐えられるような小さな問題で右往左往するより、今抱えているポジション、トレードに集中した方がずっとマシですよね。

口座残高から引かれるわけではない

しかも、マイナススワップは表示こそ増えて行きますが反映と同時に口座残高から引き落とされるわけではありません。(FX業者による)

ポジションを決済しない限り実際の口座残高は減らないわけですから、ある意味含み損と同じ程度で考えておけば良いのです。

トレンドをスワップポイントだけで考えないこと

これも問題の本質が『スワップポイント』ではない例です。

スワップポイントがマイナスだと、明らかにトレンドに逆らっているのにプラススワップ側でエントリーしてしまいがちです。

南アフリカランド等の高スワップ通貨ロングで爆死する人は、トレンドを『プラススワップが美味しい』だけで判断するから爆損するわけです。

スワップポイントもファンダメンタルズのひとつなのは間違いありませんが、他にもたくさん判断材料があるはずです。

トレンド判断で重要なのは?

①どのラインが意識されてる?

②意識されてるレンジは?

③各テクニカル指標は?

④社会情勢は?

⑤スワップポイントがプラス?マイナス?

スワップポイントはコロコロ変わる

それに、スワップがマイナスかプラスかはその時の各国の政策金利差で変わります

エントリー時はマイナススワップでも、ホールドしている間にプラススワップに転じることも多々あります。

実際、英ポンド/豪ドルなどはコロコロ±反転するし、通貨全体として金利が変われば1日のスワップポイントの金額も変わります。

スワップポイントを意識しすぎると、自分のトレードスタイルに変なフィルタが掛かってしまうよ。
わらしべ
わらしべ

まとめ:マイナススワップは気にしない

マイナススワップがきついときはどうしたら良いか?をテーマにスワップに対する考え方と捉え方を解説してきました。

重要なのは『問題の本質は何か?』を冷静に捉えることです。

日々増えるスワップポイントを気にするより、『今抱えているポジションをどう決済するか?』『どうトレンドを読むか?』の方が100倍重要な問題です。

スワップポイントは気にしない

①最優先はポジションをどう決済するか

②トレンドをスワップだけで判断しない

③マイナススワップで破産は考えすぎ

④スワップポイントはコロコロ変わる

いつどんなタイミングでも冷静に物事の本質を捉えられるトレーダーになりましょう!