FXで勝てない人が勘違いしている6つのこと!
あなたは『勝てるFXトレーダー』ってどんなトレーダーだと思いますか?
- 圧倒的な資金力
- 精巧なトレード手法
- 複雑なテクニカル分析力
- 含み損に耐える強靭なメンタル
全てを兼ね備えた人でしょうか?恐らく、FXで勝てない人はこのような表面的な要素だけを追い求めているのではないかと思います。
この記事ではFXで勝てない人が勘違いしている6つことを詳しく解説していきます。
記事の内容を理解すれば、勝っているトレーダー像が180度変わってトレードが上達するキッカケになると思います。
勝率&月利が凄い=優秀と思っている
FXで『勝っている人』はどんな人だと思いますか?
勝っているトレーダーとは?
- 月利50%を出したトレーダー
- 一撃で100万円稼いだトレーダー
- 勝率9割のトレーダー
- 100pips抜いたトレーダー
凄そうに見えるけど…?
どれも素晴らしいトレーダーですが、勝ちトレーダーとは儲かったまま勝ち逃げしたトレーダーです。
いくら月利を叩いて膨大なpipsを抜いても、次の1トレードで退場してしまっては負けトレーダーになってしまいます。
FXで勝てないトレーダーは、表面上の勝率や月利を追い求めて『まずは生き残ること』を軽視しがちです。
①1撃100万円取るが月間で200万負ける事があるトレーダー
②1回5pipsしか取れないが毎月5000円勝つトレーダー
どっちを目指したいか?
僕は後者を推奨します。
— わらしべ (@warashibeTRADE) April 12, 2020
100回トレードして99回利益が出ても100回目のトレードで破産してしまっては意味がありません。
逆に、8割負けトレードでも最終的に100円でもプラスなら『勝ちトレーダー』です。
テクニカル分析を極めれば勝てると思っている
テクニカル分析は優位性の高いトレードをするために便利な道具ですが、『テクニカル分析が絶対』と思っているうちはFXでは勝てません。
なぜなら、テクニカルはトレンドの方向や強さを可視化しますが、見せてくれるのは過去のデータであって未来を予言する物ではないです。
なので今現在見ているローソク足が確定しないうちは何の当てにもなりません。RSIの向きやボリンジャーバンドの開き方なんて数秒で変わってしまいますよね。
テクニカル指標の実体はファンダ(ニュースや世界情勢)の後追いなので、この本質を理解せずにテクニカル至上主義で凝り固まってしまうと『テクニカル分析が外れた時』に理由が分からず同じような負けトレードを続けてしまいます。
僕が勝手に思ってるのは
テクニカルの反対語がフアンダって感じ
誤解が無いように言わせてもらうと
『両方必要』
大事なのはバランス。
テクニカルに依存しすぎもファンダに依存しすぎもよくない。#fx #トレード #ファンダ #テクニカル
— わらしべ (@warashibeTRADE) March 15, 2020
これで勝てるなら誰も苦労しないよ。
参考記事:テクニカル指標が効かない理由は?機能しない時の対処法
手法があれば勝てると思っている
FXで負けてしまうトレーダーはトレード手法をマスターすれば勝てると勘違いしています。
ネットで人気のトレーダーが公開している手法や有料の手法商材を買っても、それだけで勝てるほど甘くはありません。
トレード手法は野球で例えるとバットとグローブを用意しただけの状態で、それを上手く使いこなせるようにならなければ野球は上達しません。
『使いこなす』というのは自分のトレード能力を知ることです。
自分のトレード能力って?
- 資金力
- メンタルの強さ
- 資金管理力
- 情報収集能力
- 相場経験
これらを総合して『読める値動き(pips)』=『トレード能力』が決まります。
10pipsしか読めないトレーダーが100pipsを狙うトレード手法を勉強しても勝てるようにはなりません。
ギャンブルだと思っている
FXを『チャートが上がるか下がるかを当てるギャンブル』だと考えている限りは勝てないと思います。
ギャンブルもFXも予想が当たるか外れるかの二択なのは似ていますが根本的な違いがあります。
FXとギャンブルの違い
ギャンブル
①勝つか負けるかの二択
②勝敗はディーラーが決める
③価値の無い物(カード等)の出目を予想する
FX
①上がるか下がるかの二択
②決済するのはトレーダー自身
③価値ある物の価格を予想する
どちらも似ていますが、比較してみると全然違いますよね。
決定的な違いは
FXの勝敗を決めるのはトレーダー
価値ある物(通貨)の価格を予想する
という点です。
FXは含み損のまま決済するか、プラ転するまでステイして決済するかは全てトレーダーが握っています。
また、FXは無秩序な出目を当てるのではなく、『通貨』という『価値が有るもの』の市場価格を予想し、値差を取って利益を挙げるゲームです。
ということは?
山勘のギャンブルとは違い、何を分析し、何を根拠にトレードしたら良いかが見えてくるはずです。
FXでなにが1番大事なのかは簡単でシンプル。
『前もって計画しているか』
『計画通りに決済してるか』
だけ。
— わらしべ (@warashibeTRADE) January 29, 2020
資金力があれば負けないと思っている
FXはギャンブルではありませんが、トレードがギャンブル的だと勝てません。
勝てないトレーダーは10万円より100万円、100万円より1000万円あった方が有利にトレードできると勘違いしています。
どれほど莫大な資産を持っていようが、負けるトレーダーは資産を失います。
大切なのは資金力ではなく
- 資金力に見合ったロット数
- 資金力に見合った月利目標
- 実力に見合った実効レバレッジ
- 実力に見合った利確幅
- 実力に見合った損切り幅
を理解し、決してギャンブルトレードをしないことです。
FXはギャンブルではない。
でもトレードが『ギャンブル的』だと結果ギャンブルになる。
カジノで
『お金がもう少しあれば勝負した』
ってのとトレードで
『お金がもう少しあれば耐えれた』は同じ。
問題は資金力でなく実効レバが高すぎること。
そう言う人はいくらお金があっても溶かす。
— わらしべ (@warashibeTRADE) April 12, 2020
最初から『食っていこう』と思っている
僕は『FXで食っていけますか?』と聞かれると『食っていける』と答えます。
しかし、初心者が少額資金でトレードする段階で『食っていくこと』を目的にすると速攻でお金を溶かしてしまうと思います。
『食っていく』ためには最低でも月利15万円~20万円の稼ぎが無いと厳しいですが、この月利を叩き出すためにどれだけのリスクを取れますか?
仮に月20万円を1回のトレード【計20ロット(200,000通貨)×100pips】で稼いだとして、資金力別の実効レバレッジを表にまとめてみます。
資金 | ロット数 | 利益 | 実効レバレッジ |
5万円 | 20 | 20万円 | 約400倍 |
10万円 | 20 | 20万円 | 約200倍 |
50万円 | 20 | 20万円 | 約40倍 |
100万円 | 20 | 20万円 | 約20倍 |
1000万円 | 20 | 20万円 | 約2倍 |
どうでしょう?
特に資金が少ないうちは食っていくことを目的にFXをするとギャンブルトレードをするしかないんです。
実効レバレッジ400倍なんて正気の沙汰ではないです。(というかそもそもロットを張れない)
どうしてギャンブルになるか?
たぶんFXで食って行こうと簡単に考える人が多過ぎるから。
食っていく道は2つあって
①低レバで10年掛けて専業になる
②ハイレバで一気に駆け上がるのどちらか。
②の方が遥かに難しいのに簡単そうに見える不思議
でも生き残ってるトレーダーは殆ど①だってこと
— わらしべ (@warashibeTRADE) April 12, 2020
まとめ
FXで勝てないトレーダーが勘違いしていることを解説してきましたが、『勝っているトレーダーの印象』がガラッと変わったのではないかと思います。
勝てないトレーダーが勘違いしていること
①勝率&月利が凄い=優秀だと思っている
⇒最終的にプラスで終われば勝ちトレーダー
②テクニカル分析を極めれば勝てると思っている
⇒テクニカルはファンダの後追い
⇒テクニカルもファンダも両方必要
③手法があれば勝てると思っている
⇒トレードの地力があってこそ手法が活きる
④ギャンブルだと思っている
⇒勝敗を決めるのはトレーダー
⇒FXは無秩序の出目を当てるものではない
⑤資金力があれば負けないと思っている
⇒トレードがギャンブル的だと絶対溶ける
⑥FXで食っていけると思っている
⇒資金に見合った利益を知ろう
でも、『勝っているトレーダー』の条件は決して難しくはありません。
・低レバでトレードを徹底する
・トータルで+100円でも勝ち越す
極端な話、これさえできれば『勝っているトレーダー』と言って良いです。
FXで勝ち続けるには資金に見合ったトレードスタイルを絶対に破らないことが一番重要です。地味で長い道のりですが、ブレずに頑張って行きましょう!