【FX】情報収集の方法は?上手にニュースサイト読む方法も解説!
FXで意外と重要なのが情報収集です。
テクニカル分析でもトレードすることは可能ですが、トレード上級者になるほどファンダメンタルズ分析のために情報収集を綿密に行います。
そういう僕も毎日朝、昼、晩とFXのための情報収集することを欠かさず、トレード計画を立てるのに役立てています。
しかし問題は、『何のために情報収集するのか?』『どうやって情報の取捨選択をするのか?』だと思います。あらゆる情報を鵜呑みにしてしまうと偏った目線で相場を見てしまうリスクが高くなってしまうからです。
情報収集の目的は何?
そもそもFXで情報収集をする目的は何でしょう?
僕はファンダメンタルズ分析の材料として情報収集を行いますが、どんな情報も『参考』にするのであって『信用』しないようにしています。
SNSやインターネットでも情報の取捨選択の必要性が叫ばれる昨今ですが、FXにおいても情報の取捨選択は必要で為替相場への影響度や信憑性を疑った方が良いです。
また『情報を根拠にトレードする』わけではなく『情報を参考に多面的なトレード計画を立てる』スタンスが重要と考えています。
この辺りについてはファンダメンタルズ分析の記事で詳しく説明しているのでご参考に。
参考記事:【FX】テクニカル分析とファンダメンタルズ分析!どっちが大切?
集めたい情報をピックアップしておく
情報収集と言っても何でもかんでも集めれば良いわけではありません。
予めターゲットを絞って必要な情報だけを集めた方が効率が良いです。
ちなみに僕が主に情報収集しているのは次の3つ。
集めておきたい情報
①世界情勢
②オーダーブック
③指標発表のタイミング
この3つが有れば十分だと思っています。
ちなみに全て無料のインターネットサイトを使うのみで情報収集に一切のお金を掛けていません。
①世界情勢を知ろう
よく利用するニュースサイトは?
①Bloomberg
②ロイター通信
③ウォールストリートジャーナル
基本的に海外ニュースサイトの日本語版です。
特に理由は無いんですが、個人的にエンタメ要素は気が散って必要無いのでゴリゴリのニュースサイトばかり読んでます。
で、肝心なのは『どのように読んでいくか』なので順番に解説していきます。
ポイント①毎日見ること
まず第一に『毎日見ること』です。
出来れば朝、昼、晩の3回はチェックしたいところ。
理由は毎日読んでいないと世界情勢(ファンダ)の変化に気付けないからです。
時たまニュースサイトをチェックしたところで、見たニュースが前よりも悪化したのか、良くなったのか、それとも全く新しいニュースなのかが分からなければ意味がありません。
ポイント②伝え方の違いがないか?
次に、『複数のニュースサイトを見比べること』です。
同じニュースでもサイトによって重要度の伝え方が違うことが多々あります。
あるサイトでは『世界経済に深刻な打撃を与える』と表現していても、他のサイトではサラッと扱っていたりるすことがあり、ニュースの重要度を整理する時に騙されてしまいます。
例えば下の表のような感じで判断しています。
ニュース | サイトA | サイトB | サイトC | 信憑性の解釈 |
コロナ情勢 | 経済を直撃 | 影響が懸念 | 影響が懸念 | ★★★ |
金正恩の病状について | 重体である | 触れてない | 触れない | ★ |
原油先物価格がマイナス | 業界に大打撃 | 深刻な影響 | 重大な影響 | ★★★★★ |
こんな感じなら
『金正恩が重体らしいけど、信憑性は低いんじゃないか?』
『原油先物価格がマイナス行ったのは結構大きい問題っぽい⇒だからクロス円が暴落したのかな?』
という風に自分の中でニュースの影響度とチャートを照らし合わせて整理していきます。
ポイント③話題の中心はなにか?
最後に『世界情勢の話題の中心は何か?』を探ります。
世界の話題の中心=サイトの占有率が大きいニュースは少なからず今現在の為替相場に影響を与えているはずです。
また逆に、為替相場に影響を与えていたと思われるニュースがあまり扱われなくなって別のビッグニュースが出て来ることもあります。
分かり易いのがコロナショックで、コロナ情勢は2月⇒4月に掛けて悪化しているはずなのに、今現在(4月24日)の話題はコロナそのものよりも経済政策や原油価格に移っています。
こういった話題の変わり目でヘッジファンドが仕掛けて来易いので、話題の中心が何かを把握しておくことはとても重要です。
参考記事:ファンダメンタルズ分析とは?分析手法と使い方を解説
②オーダーブックを見よう
僕がニュースサイトと併せてみているのがオーダーブックです。
オーダーブックとはFXトレーダーの取引情報(ポジション)をグラフ化したもので、トレーダーが今現在どのようなオーダーを抱えているかが視覚的に分かるサービスです。
現在の価格に対して高い所でロングを持っている人は含み損、安い所でロングを持っている人は含み益を抱えていることを意味します。
有名なのがOANDA JAPANがユーザーにのみ提供しているオーダーブックです。
オーダーブックの読み方は?
僕はニュースサイトで大きなファンダが出た時にオーダーブックを確認します。
特に大きなファンダなら『大衆のトレーダーがどうアクションしたのか?』を確認することが出来るからです。
オーダーが集まっている所は多くのトレーダーが意識している価格帯になるし、逆にヘッジファンドが『狩りに来るポイント』としても想定できます。
③指標発表のタイミングを知ろう
毎日チェックしておきたいのが経済指標や要人発言などのスケジュールです。
特別なウェブページを見る必要はなく、使っているFX会社のトレード画面に出ているものだけでも事足りると思います。
ちなみに僕は経済ニュースと経済指標のリマインドが飛んでくるLIGHT FXのアプリが便利でよく使っています。
指標発表は『リスク回避』のため
僕が指標発表のスケジュールをチェックするのはトレードするためでは無く『トレードを避けるため』です。
指標発表時はテクニカル無視の激しい値動きが予想されるので無暗にトレードすると大損するのがオチです。
わざわざ火事場に飛び込む必要はないのでリスクを避けるに越したことはありません。
指標発表前に気を付けること
①指標発表前のエントリーは避ける
⇒ただの丁半博打になり火傷する
⇒取れたとしてもラッキーで取れただけで実力ではない。
②発表前にポジションを整理する
⇒短期ポジションがある場合は余程の理由が無ければ決済する。
⇒指標発表の30分前には整理する
③ポジションを持ち越す場合
⇒仮にポジションを持ち越す場合は低レバで。
⇒低レバでなければSLを入れる
情報だけでエントリーはしない
ちなみに、情報サイトによっては指標発表の予想が載ってる場合がありますが、『良くなりそうだから買う』『悪くなりそうだから売る』というような打診トレードはしません。
あくまでもトレード計画を立てる『参考』にするための情報であり、情報だけのトレードはしません。
参考記事:テクニカル分析とファンダメンタルズ分析どっちが大切?
有料経済マガジンやSNSは利用しないの?
情報収集と言えば、経済アナリストやトレーダーサロンの有料配信を思い浮かべそうですが、僕はそう言った類のものは一切利用していません。
理由は経済ニュースやオーダーブックなどの『事実』と違って、配信者の意図(商材なり購読への誘導)などが少なからず盛り込まれているからです。
経済アナリストのマガジン
経済アナリストは『予想屋』であって『トレーダー』ではありません。
彼らの経済マガジンを熟読すれば『経済の勉強』にはなりますが、いくら経済に詳しくなってもトレードで勝てるようになるわけではないのです。
SNSは参考にする?
また僕は情報収集にSNSを使わないです。
先出しトレードや相場観を投稿している人も居ますが、その人が本当に勝っているトレーダーなのかは誰にも分からないし上下二択なら半々で当たります。
仮に誰かの配信を参考に利益が出ても自分のトレードの成功体験にはならないので意味がありません。
まとめ:『参考』にして『信用』はしない
FXでどのように情報収集をしたらいいかをテーマに解説してきました。
ここまでのポイントをまとめると
①情報収集の目的は?
⇒トレード計画の『参考』にするため
②集めるべき情報は?
⇒世界情勢ニュース
⇒オーダーブック
⇒指標発表のタイミング
③ニュースの読み方は?
⇒同じニュースを見比べる
⇒ニュアンスの違いで影響度や信憑性が分かる
④SNSや有料マガジン
⇒経済に詳しくなってもトレードで勝てるわけではない
⇒誰かの配信を根拠にトレードしても成功体験は積めない
FXもネット社会と同じく、自分で情報の取捨選択が求められます。
『なぜ情報を収集するのか?』目的を見失ってしまわないように気を付けましょう!
どうしてFXで勝てないのか?
実効レバレッジが高すぎてコツコツ・ドカンになってませんか?
僕は実効レバレッジ5倍以下のトレードを厳守しています!
軍資金 | 1エントリー | 合計ポジション |
10~50万円 | 1000通貨 | 5つまで |
100万円~ | 10000通貨 | 5つまで |
『自分の資金力に見合わないハイレバトレード』はトレードで負ける一番の原因です。
資金10万円~50万円でFXをするなら1000通貨対応のFX会社でトレードすることを強く推奨します。(↓トレーダー目線で使い易いFX会社をまとめています↓)
参考記事:低リスク!資金10万円~50万円&1000通貨でトレードできるFX会社まとめ
FXで長く生き残るにはコツコツ利益を積み上げるのが一番の近道です。