FXの神髄は?負けるトレーダーが勘違しているFXの本質とは?
皆さんはFXで勝つための神髄は何だと思いますか?
FXの情報サイトを見ると『正しい知識を身に付ければ勝てる』と書いてることが多いですが、一体『正しい知識』とは何でしょうか?
トレード手法なのか?エントリーのタイミングなのか?損切りの方法なのか?チャートの見方なのか?表示する移動平均線の種類なのか?
サッパリ分かりませんよね?
僕はFXの神髄は知識を詰め込むことではなくFXの本質を理解することだと思います。
なぜなら、いくら知識や手法を頭に詰め込んでも全ての相場に対応でるわけではないからです。
この記事では負けるトレーダーが勘違いしているFXの本質をまとめていきます。
僕もFXの本質を理解してからトレードで勝てるようになったので皆さんのトレードにも役に立つと思います。
必勝法は存在しない
貴方の周りに未来を100%的中できる人は居ますか?
居ないですよね?
予想は誰でも出来ますが、完ぺきに未来を言い当てられる人などこの世に居ません。
FXも同じで1日先どころか1分先ですら100%言い当てられるトレーダーは居ないのです。
世の中には様々なトレード手法があります。
- ○○式トレード術
- サイクル理論
- バンドウォーク理論
- エリオット波動
- グランビルの法則
などなど。
どの手法もトレードの『参考』にはなりますが、誰よりも知識を深めたところで必勝法にはなりません。
なぜなら僕たちが未来を言いあてることが出来ないように、相場は水物、生き物で完全な予測は不可能だからです。
それなのにFX初心者や勝てない人は何処かに必勝法があると信じて『〇〇手法がダメだったので、今度は✖✖理論を試そう…』と彷徨う人が多いです。
手法は『外れるもの』と思って『参考』程度が良いよ。
神様トレーダーは居ない
ネットやSNSで有名なトレーダーのコピトレをしていませんか?
残念ながらFXの世界に神トレーダーは居ません。
ネットや書籍で華やかな実績を公開している『神トレーダー』のような人が居ますが、本当に勝っているのか、いくら儲けたのかを知る術はありません。
素晴らしそうに見える手法やノウハウを妄信せず『当人が本当に勝ちトレーダーなのか』どうかは疑った方が良いです。
僕が思うに、本当のプロトレーダーは2パターン。
1つは、想像を絶する莫大な資金を持っててポジションを持ってるだけでトレードをしていない人。
2つは、運良く儲けて引退した人
運良く儲けても、またFXで無くす人がほとんど。
— わらしべスインガー (@warashibeTRADE) March 19, 2020
よく『10万円チャレンジで〇〇倍にしました。』と言っている人が居ますが、そんなに増やせるのなら何故1000万円とか原資を増やしてやらないんでしょう?
10万円を100倍にするのと、1000万円を100倍にするのとではメンタルも資金もワケが違うのです。
長く生き残っているトレーダーは派手でいかにも難解な手法ではなく、ただひたすら地味なトレードを繰り返している人です。
『自分なら勝てる』と思わないこと
FXの上手い下手は勝ちトレードの数よりも最終的に稼いだ額、生き残れたどうかで評価すべきです。
なぜなら、FXの勝率はトレード技術よりも『トレードスタイルが今の相場にマッチしているか』に依ります。例えば強い上昇トレンド相場なら初心者でも適当に買いエントリーするだけで放っておけばプラス決済できるものです。
底を打ってからは簡単すぎてポジっとけばそのうちプラスになる。
しかし、大暴落を見た後だから簡単に見えるだけ。
低レバ勢はロング追加したくて仕方ないが、何があっても低レバを崩すべきでは無い。
相場読む力がある人でも一度のミスで飛ぶ世界だが、読む力がなくても余力さえあれば生き残れる。
— わらしべスインガー (@warashibeTRADE) March 27, 2020
特に初心者はイージーな相場でたまたま勝てたことを『自分はトレードの才能がある』『自分なら勝てるんじゃないか?』と思ってしまいます。
その結果、FXの怖さを舐め切って『コツコツ・ドカン』、『100戦99勝1敗で破産』みたいなことになってしまいます。
余談ですが『勝率100%の自動売買』もロジックが偶然相場にマッチしているだけなのでロジックが相場から外れた途端に飛びます。
FXは大口のマネーゲームであると理解する
FX(為替)は経済学メインで動くわけではありません。
キッカケは世界情勢ですが動かす方向はいつも莫大な資本を持っている大口が決めます。
FXの市場に参加しているのは
- 小口(トレーダー)
- 投機筋(ヘッジファンドとか)
- 実需筋(企業とか)
主にこの3つ。
残念ながら、個人のFXトレーダーは投機筋や実需筋と比べると資金力がゴミほど小さいです。
どんなに優秀なFX手法でも通用しない場合がある理由のひとつで、彼らがちょっと資金を投入すればテクニカル無視で相場は上に吹っ飛び、下に暴落します。
個人レベルが意識する手法やテクニカルは当然大口は把握していて『逆手に取ってくる』ことが多々あります。
大口にとって個人トレーダーは狩り対象のカモです。
FXってお金持ちのマネーゲームです。
圧倒的な資金力の大口が波を立てれば小口投資家は一溜りもありません。
そんな相場で一般トレーダーが出来ること。
①資金力に合った利益を狙う
②逆張りをしない
③資金を溶かさないの3つ。
単純なようで、これが難しい。
— わらしべスインガー (@warashibeTRADE) November 27, 2019
彼らが圧倒的な資金と大きな目線(数十円単位)で相場を捉えている一方で、FXトレーダーは乏しい資金で小さな目線(何銭)で相場を見るので一瞬で蹴散らされてしまいます。
世の中にはギャンブルトレードで大波に載ろうとするトレーダーも居ますが、華々しく結果が出るのは極ごく一部で陰でどれだけのトレーダーが破産しているかを知ってほしいです。
所詮、FXは大口のマネーゲームなのです。
資金が多い=有利ではない
FXは軍資金が多いほど有利なわけではありません。
10万円の人も、100万円の人も、1000万円の人も、1兆円の人も、ギャンブルトレードをすれば速攻で資金が尽きます。
(資金が多い方が見た目の体力があるので破産までの時間が長くなるだけ)
FXトレーダーが重視すべきは軍資金の多さではなく資金力に見合ったトレードをすることです。
『理論は完璧なのに資金が尽きてロスカットされた』
『もう少し資金があれば生き残れた』
『少ない資金でトレードするのは苦手だ』
って言う人が居るけど
問題は資金の大小ではなくて
資金力とトレード(ロット数、実効レバレッジ)が釣り合って無いだけ。
— わらしべスインガー (@warashibeTRADE) March 31, 2020
まとめ
FXの『神髄』とは?
①FXに必勝法はない
完璧な手法を追い求めてはいけない。
②神様トレーダーはいない
爆益報告に対して煽り耐性を持とう。
長く生き残ってるトレーダーほど地味。
③自分なら勝てると思わない
マグレを実力と思うと1敗で破産する。
④FXは大手のマネーゲーム
個人トレーダーは狩り対象。
⑤資金が多い=有利ではない
資金に見合ったトレードをすること。
結論、FXの神髄は知識や手法だけでは説明がつかない場面が多く、資金力に見合ったトレードをしないと誰でも破産する厳しい世界と理解することです。
コロナショックで生き残ったトレーダーは
運が良い人
大相場経験者だけじゃないかな?
生き残ったら経験を次に活かさないと。
今生き残ってても10分後の大変動で狩られる恐れもある。
どんなに慎重でも狩られる世界と思うこと。
平時は魅力を感じない「低レバ』の優位性が有事はよく分かる。
— わらしべスインガー (@warashibeTRADE) March 10, 2020
かの有名な投資家ジョージ・ソロスも
『まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ』
という名言を残しています。
これからFXを始める人も、FXの神髄を理解して第一に生き残ることを考えてくださいね。
どうしてFXで勝てないのか?
実効レバレッジが高すぎてコツコツ・ドカンになってませんか?
僕は実効レバレッジ5倍以下のトレードを厳守しています!
軍資金 | 1エントリー | 合計ポジション |
10~50万円 | 1000通貨 | 5つまで |
100万円~ | 10000通貨 | 5つまで |
『自分の資金力に見合わないハイレバトレード』はトレードで負ける一番の原因です。
資金10万円~50万円でFXをするなら1000通貨対応のFX会社でトレードすることを強く推奨します。(↓トレーダー目線で使い易いFX会社をまとめています↓)
参考記事:低リスク!資金10万円~50万円&1000通貨でトレードできるFX会社まとめ
FXで長く生き残るにはコツコツ利益を積み上げるのが一番の近道です。