FXで勝てるまで何年かかる?稼げるまでの経緯を語る
FXで稼げるまで&勝てるようになるまで何年掛かると思いますか?
僕は『勝てるようになった』と実感するまで5年掛かりました。
5年が早いと感じるか、遅いと感じるかは人それぞれですが、FXを始めた時期が良ければ数カ月で勝てると実感する人も居るでしょう。ただ、僕は『本当に勝てる』とは『どのような相場でも生き残れる』ことだと思っているので、単純なトレード歴よりも『どんな経験を経て来たか』の方が重要と思っています。
そこで、この記事では僕がFXで勝てるようになるまでの経緯(考え方の変化等)を紹介していこうと思います。
勝てるまでの道のり
FXもスポーツも何でもそうですが、躓いてしまうところは皆大して変わらないものです。
なので、僕がFXで勝てるようになるまでの経緯は多くのFX初心者にとって参考になるのではないかと思います。
①分析・予想の限界に気付く
実は僕がFXトレードを始めた当初はかなりのテクニカル厨でした。
ラインやチャネルを何本も引いて、複雑な雲を表示させたり、インジケーターを漁ったり、ローソク足がどうなっているかも分からないほどゴチャゴチャしたチャートを使ってトレードをしてました。
その甲斐有ってか?稼げる時は1日で日利数%を叩き出したり調子が良かったんですが、予想が外れる度に『正しい分析』を追求していました。
当時の僕は、世の中のどこかに必勝法(聖杯)があると信じていて、情報商材を買い漁ったり、テクニカルの勉強をしまくたりと必死だったのですが、、だんだんそれも疲れて来るんですよね。
それに『〇〇を××した方が正確な予想が出来る!!』と思って導き出した手法が『あれ?これ、前にも試さなかったっけ?』となるんですよね。例えば『短期MAは25と20のどちらが勝てるか?』みたいな。
そこである時ふと
いくら難解なチャート分析をしても完全に相場を予想することは不可能
だと気付きました。(気付いたというか負に落ちた)
それからは『予想は外れる』⇒『外れても飛ばないトレード』を心掛けるようになりました。
②誰と闘っているのか意識し始める
『予想は外れるもの』に気付くと次の段階は『為替相場の原理』を意識するようになりました。
FXはゼロサムゲームなので誰が僕らの損失を利益にしているのか?僕らは一体何と闘っているのか?を理解しておくことが、FXで勝てるメンタルに繋がって行きます。
実は為替相場は株式相場と違って無法地帯です。
ヘッジファンドや中央銀行など巨大な資本が市場に介入すれば『アッ』と言う間に大変動し、大衆トレーダーを焼き殺します。
しかし、好きなタイミングで好き勝手相場を動かすと世界経済が混乱するだけなので
大資本はファンダメンタルズの発生にこじ付けて相場を動かしてきます。
つまり動かした方向=大資本が儲かる方向なのです。
大衆トレーダーの僕達に真意を確かめる術はありませんが、『なぜテクニカル分析が外されるのか?』『経済アナリストの予想が当たらないのか?』に対する答えとしては非常にしっくり来るようになります。
ファンダで為替相場が動く時
STEP①
世界情勢(ファンダ)が生まれる
STEP②
為替を上下する(させる)理由になる
STEP③
ヘッジファンドや大手が方向性を決める
(動かすかどうかも含めて)
STEP④
大衆がトレンドを追いかける
STEP⑤
テクニカル指標に表れる
『為替相場は基本的にファンダを理由に動き、ヘッジファンドが方向付けし、出来たトレンドを大衆が後追いし、テクニカル指標に表れる』です。
つまり、ファンダメンタルズが一番先で、テクニカルが一番最後なのです。
ということは、テクニカルを根拠にトレードする大衆トレーダーは『一番動きが遅い』かつ『狩る対象』になってるわけです。
③大相場の恐怖を知る
FXを数年続けていると否が応でも『大相場を経験』する日がやってきます。
例を挙げると
- リーマンショック(2008)
- ギリシャショック(2009)
- 東北大震災(2011)
- スイスショック(2015)
- コロナショック(2020)
恐らく誰もが耳にしたことが有る世界的な経済危機で、とんでもない為替変動をもたらし、多くのトレーダーがロスカットで相場から退場します。
そんな中、運が良かったか?実力が有ったのか?分かりませんが『大相場を生き残る経験』をすると、『儲けること』よりも『生き残ること』を優先するようになります。
ココが、勝てるトレーダーとそうでないトレーダーの最大の違いだと思います。
『FX経験数カ月で勝てるようになった』トレーダーさんも居るかと思いますが、未曽有の大暴落や経済危機などの大相場を経験しない限り『長く生き残れるか』は分からないと思います。
寿司屋の修行に例えると、3ヵ月の修行で寿司の技術はマスターできても、季節を通したシャリやネタの移り変わりやお客さんと臨機応変な対応は実際に経験しないと分からない世界に似ているような気がします。
④生き残ることを優先する
では、『儲ける』よりも『生き残ること』を優先するために具体的にどうしたのか?
僕の場合は実効レバレッジを下げるという答えに辿り着き、このブログで常に謳っている実効レバレッジ5倍以下で証拠金維持率を高くするトレードスタイルに落ち着きました。
参考記事:【FX】安全な証拠金維持率の目安は?強制ロスカットを食らわないために知っておきたいこと
ココまでの経緯を知れば当然なのですが、為替相場は大衆トレーダーにとってとことん不利な戦場なので、真っ向から闘って勝とうと思うより、生き残ることを考えた方が結果的に利益が残ります。
まとめ
僕がFXで勝てるようになるまでの経緯を解説しましたが皆さんはどの段階でしたか?全然違う人も居れば、ある程度共感していただける人も居たのではないかと思います。
ただ一つ確信を持って言えることは『儲ける』よりも『生き残る』を優先するのは勝てるトレーダーの必須条件だと言うことです。
僕はこの答えに辿り着くまでだいたい5年掛かっています。
かの有名な投資家、ジョージ・ソロスも『生き残れ、儲けるのはそれからだ』の名言を残しているように、多くのトレーダーや投資家が結局行き着くのは『生き残る』なのです。
僕の場合は『実効レバレッジを下げる』が答えでしたが、皆さんも自分なりに生き残る方法を模索してみてください。
どうしてFXで勝てないのか?
実効レバレッジが高すぎてコツコツ・ドカンになってませんか?
僕は実効レバレッジ5倍以下のトレードを厳守しています!
軍資金 | 1エントリー | 合計ポジション |
10~50万円 | 1000通貨 | 5つまで |
100万円~ | 10000通貨 | 5つまで |
『自分の資金力に見合わないハイレバトレード』はトレードで負ける一番の原因です。
資金10万円~50万円でFXをするなら1000通貨対応のFX会社でトレードすることを強く推奨します。(↓トレーダー目線で使い易いFX会社をまとめています↓)
参考記事:低リスク!資金10万円~50万円&1000通貨でトレードできるFX会社まとめ
FXで長く生き残るにはコツコツ利益を積み上げるのが一番の近道です。