【FX】MACDを応用した環境認識方法

【FX】MACDを応用した環境認識方法

MACDは多くのトレーダーに愛用されているテクニカル指標です。

僕も短期~長期のトレードでMACDを参考にすることが多く、環境認識にも応用するテクニカル指標のひとつです。

この記事ではMACDを使った環境認識の方法を解説していきます。

ただ、僕は環境認識のツールとしてMACDを参考にしますがエントリーのトリガーとしては使いません

そのあたりの理由も含めて解説していきます。

MACDとは?

MACDはトレンドの向きと強さを教えてくれるテクニカル指標です。

視覚的に分かり易いテクニカル指標なので使っているトレーダーが非常に多いと思います。

びっくり!
びっくり!
そんな基本的な事知ってるわ!!
それよりどうやってトレードするのか教えて!!

と思うかもしれませんが、、

使おうとしているテクニカル指標が『何を教えてくれるのか?』を理解しておくことは非常に重要です。

MACDの構成

MACDは上図のように3つの要素で構成されます。

MACDの構成

短期の移動平均線(EMA)

長期の移動平均線(EMA)

ヒストグラム(シグナル)

殆どのFX会社やチャートツールでは短期(12)、長期(26)、③シグナル(9)がデフォルト設定になっています。

設定値は何を表すの?

この数字は、『表示する時間足のローソク足何本分で算出するのか?』を設定する数値になっています。

これはチャートに表示する移動平均線の期間をどうするのか?と同じ意味合いで、MACDに表示する移動平均線の期間を設定します。

ちなみに短期、長期の設定を変えれば上位足や下位足のMACDを表示させることも可能です。例えば下の表のように設定すると、1分足、10分足のチャートに5分足と同じMACDを表示させることができます。

時間足 短期 長期
1分足 24 52
5分足 12 26
10分足 6 13

↑理論上は同じMACDが表示される。

EMAってなに?

EMAとは移動平均線(Moving Average)の種類のことです。

大きく分けて3つの種類があるのですが、説明がややこしいので簡素にまとめるならば

移動平均線の種類

①単純移動平均線
Simple Moving Average)
⇒一番簡単な算出方法。
⇒反応がちょっと遅い

②加重移動平均線
Weighted Moving Average)
⇒①よりも直近の値を重視。
⇒反応がやや早い

③指数平滑以上平均線
Exponential Moving Average)
さらに直近の値を重視。
反応が早い

こんな感じです。

MACDで使われる移動平均線はEMAなので、より直近の値動きに影響を受けやすい敏感な指標となっています。

ローソク足のMAより早くクロスする

MACDに表示されたEMAの縦軸は価格ではないので、理論上はローソク足チャートに表示した同じ数値設定のEMAよりも早くゴールデンクロス&デッドクロスします。

なので、より速い段階でトレンドの強さを向きを察知することができるので、エントリーのトリガーとして活用するトレーダーも多いです。

何を教えてくれるのか?

で、本題ですが、MACDが教えてくれるものは今現在のトレンドの『向き』と『勢い』です。

移動平均線=トレンドの『向き』

短期EMA、長期EMAはプラス側にあれば上昇トレンド、マイナス側にあれば下降トレンドであることを教えてくれます。

実際にはEMA自身が上向きか、下向きかでもトレンドの方向は分かりそうですが、これは確定したローソク足を見ているから分かるだけです。

一番右のエリアのようにリアルタイムで見ているならば今後上昇トレンドが続くか否定されるかは誰にも分かりません(重要な概念です)

ヒストグラムはトレンドの『勢い』と『向き』

ヒストグラムの山は、上(プラス側)にあれば上昇トレンドの勢いが強く、下(マイナス側)にあれば下降トレンドの勢いが強いことを教えてくれます。

ちなみにヒストグラムの山は、短期SMAから長期SMSを引いた値から算出(差の単純移動平均線)されます。

短期SMAの方がトレンドに敏感なので、長期SMSよりも値が大きくなればなるほどトレンドの勢いが強かったことを教えてくれます。また、短期SMAと長期SMAがクロスする=差がゼロになる所は、ヒストグラムの山の高さもゼロになるのでトレンドの転換点になる事が多いです。

ただ、トレンドの『勢い』も『向き』と同じで『今現在の勢い』であって、今後を正確に予言するものではありません(重要な概念です)。

MACDはエントリーのトリガーに使えるのか?

MACDをエントリーのトリガーとして使うトレーダーは凄く多いです。

例えば

移動平均線同士がゴールデンクロスしたらエントリー

ヒストグラムが反転したらエントリー

かつダイバージェンスしていたら激アツ!!

みたいな感じです。

確かにチャートを後から眺めると使えそうな気もしますが、僕は参考程度に留めるようにしています。

びっくり!
びっくり!
え!?
MACDのゴールデンクロス&デッドクロスって勝ってるトレーダー御用達の手法じゃないの!!?

確かに多少の優位性はあるかもしれませんが、検索したら腐るほど出て来る手垢の付きまくった手法です。クロスした=エントリーするだけでトレードで勝てるなら、もっと沢山のトレーダーが儲けているはずです。

理由はMACDなどのテクニカル指標は『現在』の状況を知らせてくれているだけで、その点ではRCIやストキャスティクスなどの指標が示す情報と大して変わらないからです。

そして優位性のあるトレードとは、いかにテクニカル指標を高度に使い熟すかではなく、『どう相場が動いても、予想が外れても対応できるようにトレード計画を立てること』です。

トレードの優位性については別記事に詳しく纏めているので良かったら参考にしてください。

参考記事:【FX】優位性のあるトレードとは何なのか?

環境認識への応用

MACDは現在のトレンドの向きと勢いを教えてくれるので環境認識(マルチタイムフレーム分析)に適したテクニカル指標です。

各時間足でMACDのそれぞれの指標を見比べて、トレードの方向性を決める&計画を立てるために大いに活用しましょう。

各時間足のMACDを比較する

移動平均線 ヒストグラム
トレンドの向き 向き 勢い
月足 下降 下落 強い
週足 下降 上昇 弱い
日足 上昇 上昇 やや強い
4時間足 上昇 上昇 弱い
30分足 上昇 下降 強い
5分足 下降 上昇 弱い

何が分かる?

①数カ月単位で長い下落トレンドが続いている
⇒しかし勢いが少し弱くなってきた

②数週~数日単位で激しく上昇している
⇒日足では上昇トレンドに転換した

③4時間足では上昇の勢いが弱くなってきた
⇒下落トレンドに入るかも?

④5分足では方向感が定まらない感じ
⇒抜けた方向にトレンドが発生するかも?

など。

長期では長い下降トレンドが続いていますが、週足、30分足、5分で移動平均線の向きとヒストグラムの向きが違う=ダイバージェンスが起こっているのが分かります。

これは短期でも長期でもトレンド大きなトレンド転換局面にあることを教えてくれているのでトレードするには少し難しい状況と言えます。

MACDの移動平均線が平行になると?

ただ、全ての時間足でMACDのシグナルが一致する事はなかなか無いので、その中でトレードのチャンスを見つけて行かなければいけません。

参考例としてですが、、

僕はトレードする時間足の上位足のMACDの移動平均線が平行かつヒストグラムの向きが一致すれば『トレンドが明確』だと判断することが多いです。

トレンドフォロー型のトレーダーは是非参考にしてみてください。

まとめ

MACDを利用した環境認識の方法を紹介してきました。

MACDは多くのトレーダーが使っている超メジャーなテクニカル指標ゆえに、それだけ多くの人数、資本が注目する指標です。

環境認識に大いに活用できる一方で、『皆が意識する』という点では逆に『外れる=外される』可能性も高いです。

だからこそMACDを安直にトレードのトリガーとして使うのではなく、環境認識の『参考』くらいに留め、どう動いても対応できるようにしておくことがFXで勝ち続ける秘訣だと思います。

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参考記事:低リスク!資金10万円~50万円&1000通貨でトレードできるFX会社まとめ

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