【FX】トレーダーの天敵!ヘッジファンドのトレード手法とは?

【FX】トレーダーの天敵!ヘッジファンドのトレード手法とは?

FXトレーダーの一番の天敵はヘッジファンドです。

ヘッジファンドは急激な相場変動を起こして揺さぶりをかけ、トレーダーの『ストップ狩り』や『コツコツドカン』を狙って来る本当に厄介な存在です。

なので、ヘッジファンドのトレード手法さえ知っていれば攻略できるのでは?

と思ったりしますが、彼らとは分析力、資金力、情報収集能力の全てで圧倒的な差があるので、具体的なトレード手法(〇〇でエントリー)を知ってもまず勝ち目がありません。

それよりも、ヘッジファンドがどんなスタンスで仕掛けてくるのかを理解した方がFXで生き残れるようになります。

僕自身、『FXはヘッジファンドが世界情勢を利用して相場をどう動かすかを理解するゲーム』だと考えるようになってから勝てるようになったので、皆さんのトレードにも活かせると思います。

ヘッジファンドのトレード手法

大衆トレーダーに天底を取らせない

投資の格言で『頭と尻尾はくれてやれ』は有名ですが、この言葉はトレーダーを戒めるための格言です。

頭から尻尾まで全部食べているのはヘッジファンドで、つまりチャートにおいては『大底で買って、天井で売りたい』『天井で売って、大底で買い戻す』ことをやってのけます。

裏を返せば個人トレーダーに大底や天井を取らせない立ち回りをしてきます。

参考記事:レジサポ転換エントリーは危険?ダマシ&ストップ狩りが多い理由とは?

ヘッジファンド
ヘッジファンド
どうせ天底狙ってるんでしょ?取らせると思う?美味しい所は渡さないよ。

大衆心理の逆を突いてくる

為替相場において大衆心理と資金力は比例しません。

トレーダーの数はヘッジファンドの数より圧倒的に多いですが、トレーダーが束になってもヘッジファンドの圧倒的な資金力には勝てない=カモにされてしまいます。

大衆心理が集中しやすいのはテクニカル分析の根拠がいくつも重なったポイント

『完璧』にみえる天底やトレンドライン付近は多くのトレーダーが意識するポイントでもあるのでヘッジファンドには逆に『狙いやすい』ポイントでもあります。

特に〇〇ショックのような大相場で想定される天底は何度も外されることが多いです。

参考記事:テクニカル指標が効かない理由は?機能しない時の対処法!

テクニカル分析使ってるのバレバレ!簡単に狩れちゃうのです。
ヘッジファンド
ヘッジファンド

世界情勢を利用してくる

ヘッジファンドは世界情勢の変化や不安を利用して相場を動かす方向を決めます

なぜ『利用』するのかというと、その方が大きく相場を動かすうえで資金効率が良いからで、『トリガー』を引くことで方向性を決めてきます。

印象的だったのは2011年の東日本大震災直後、誰もが日本未曽有の危機で円安に動くと思っていたところ、一瞬円安方向に行ったと思った直後、円高に大変動します。

(上がると思ったトレーダーのロングポジションのSLを巻き込んで加速度的に落ちて行きました。)

円安になるか、円高になるか、ファンダメンタルズから色々推察することはできますが、方向を決めるトリガーを最初に引くのは資金力があるヘッジファンドです。

参考記事:ファンダメンタルズ分析とは?分析手法と使い方を解説!

わらしべ
わらしべ
大きなトレンドの『トリガー』を作るのはヘッジファンドなんだよ。

人間の短期的な手法は攻略される

最近のヘッジファンドのエントリーは人間の手にではなくAIによって自動化されています。

『〇ロット入れれば●円動く(動かせる)』『〇円に✖ロットのポジションがある』というような複雑な計算を1/1000秒単位でやってのけます。

また、ヘッジファンドは常に大きなお金をドカンとエントリーしているような印象が強いですが、もの凄い細かい数のポジションでトータルで多くのロットを入れてきます。

一度に決済して相場を動かすことも分割決済も自在ということです。

そしてディープラーニングにより他のトレーダーの手法を解析するので『昔使えてた手法が今は使えない』ような事態が起こります。

昔はRSIやRCIだけでスキャルピングで勝ち続けられた時代もありますが、そういった短期的なトレード手法は年々分が悪くなってきていると感じています。

ヘッジファンド
ヘッジファンド
トレーダーは私たちの大事なお客様(カモ)なので、トレード手法は日々解析させてもらってます。

先を読むよりも順応する方が大事

ヘッジファンドは僕たちトレーダーとは正反対の立ち位置で『圧倒的に有利な立場』と考えた方が良いです。

実際に、資金力も情報収集力もテクニカル分析力も逆立ちしたってヘッジファンドには勝てません

なので、重要なのはヘッジファンドの動きを読んで博打を打つことではなく、ヘッジファンドが仕掛けて来ても対応できる余力とポジション取りが重要です。