【FX】負けないトレード手法とは何なのか?

【FX】負けないトレード手法とは何なのか?

FXは勝つこと(リワード)よりも負けないこと(リスク)を考えた方が結果的に生き残れる世界です。

僕たち大衆トレーダーはFXというゼロサムゲーム(誰かの損失が誰かの利益)の闘技場で入り乱れて殴り合っているわけですが、、

残念ながら資金力の乏しい大衆トレーダーは圧倒的な資金力を持つヘッジファンドや機関投資家にとっては単なる『獲物』でしかないので、正面から勝とうと考えるより、負けないことを考えた方が合理的だからです。

しかし

びっくり!
びっくり!
『負けないトレード』って言われても、具体的にどんなトレードなの?

と思っている人が多いと思います。

そこで、この記事では、負けないトレードとは何なのか?を解説していきます。

FXで『負ける』とは?

まず、『FXで負ける』とは一体何なのか?をハッキリさせておきましょう。

漠然と『負けないトレードをしよう!』と言われても『FXで負ける』ことの定義が曖昧だと勝つも負けるも分かりませんので。

逆に言うと、『FXの負け』をしっかりと定義しておけば『負けを避ける』=『負けないトレード』が自然と身に付きます。

わらしべ
わらしべ
まずは『FXで負ける』って何なのかハッキリと定義しておこう。

損切りは『負け』じゃない

まず、トレード単体での損切りは『FXの負け』ではないです。

一回のトレード勝敗に拘るのも大切ですが、肝心なのはトレード全体として負けない(生き残る)ことの方が大事です。

将棋に例えると、ゲーム全体を通して『王将』を取られてはいけないのに、手駒を守るのに拘り過ぎて『王将』がピンチに陥っては本末転倒なのと同じです。

実はFXは『トレード全体として負けない』という考え方が将棋とかなり似ています。

それを踏まえてトレード全体としての『負け』とは何か?を考えれば負けないトレードが見えて来るはずです。

実際に具体的な例を挙げて行きます。

①資産を全て失うこと

FXで『資産を全て失ってしまった時』こそ完全敗北です。

口座残高がゼロ=入金してないのと同じ、なのでポジることも出来ません。FXという闘技場から『退場』してしまい文句の付けようが無い『負け』になります。

FXで何よりも避けるべきは『資産を全て失うこと』です。

かの有名な投資家ジョージ・ソロスも『まず生き残れ、儲けるのはそれからだ』と言っていますよね。

②詰んでる状態

2つ目の『負け』は『詰んでる状態』です。

将棋で例えると、まだ王将は取られていないけど防ぐ手立てが無い&思い付かない&時間の問題で負け確定という状態。

FXであればロスカットが避けられない状態と置き換えられます。

FXで『詰んでる状態』とは?

①口座残高に迫る含み損を抱えた
⇒想定していない大きな含み損を抱えてしまった

②あと数pips動いたら強制ロスカット
⇒証拠金維持率がロスカット基準に到達しそうだ

③パニック状態&祈り状態
⇒どうしたら良いか分からない

2つの状態に陥らないこと

逆算して考えると、FXで負けないようにするには

資産を全て失う

詰んでる状態

この2つを避けるトレードをすれば負けは無くなるわけです。

びっくり!
びっくり!
え!?そんなこと当たり前じゃない!?

と突っ込まれそうですが

FXで負けたトレーダーは

例外なく2つの内の何れかを経て

相場から退場します。

当たり前のようなことに思えますが、シンプルな事ゆえに多くのトレーダーが軽視して避けられてない事です。

FXで負けないトレードとは?

①資産を全て失わないようにする
⇒退場

②『詰まない』ようにする
⇒無計画なトレードをしない
⇒想定以上の含み損を抱えない
⇒ハイレバトレードをしない

『詰まない』トレードをすれば自然と生き残れるよ。次の項から具体的に説明していくよ。
わらしべ
わらしべ

『詰まない』トレードをしよう

『詰まない』ようにトレードするには何よりトレード戦略が重要です。

強い棋士が勝つために何パターンもの戦略を立てるように、FXも多面的に戦略を立ててトレードしなければいけません。

ちなみに、戦略とはエントリー手法やノウハウのことではありません

無計画なトレードって?

たとえば

①レンジブレイクっ!!
⇒やっぱりね!!

②エリオット波動3波狙う!!
⇒この手法最強~♪

③各テクニカル手法もバッチリ!
⇒優位性高いよね~~♪

④完璧な条件でエントリー
⇒爆益カモン!!

しかし逆に動いた!

あれっ!?どうしよう???
(パニック状態)
う~ん、上がってくれないかな?
(祈り状態)

みたいなトレードです。

エントリー手法は大層立派かもしれませんが

逆に動いた時に『詰んでしまう』のは丁半博打の無計画トレード

と言わざるを得ません。

計画的なトレードとは?

①予想が『外れる』の定義は?
⇒何pips?何円動いたら?
⇒それとも保有時間?

②『外れたら』どうするのか?
⇒損切りするの?
⇒ナンピンするの?
⇒静観するの?

③損切りした後どうするの?
⇒ドテンするの?
⇒入り直すの?
⇒分析しなおすの?

ちなみに、外れた時もそうですが

『予想が当たった時』のことも同じように想定しておく

と良いですよ。

想定以上の含み損を抱えない

FXで一番パニックになるのは気付いたら莫大な含み損を抱えてしまった時だと思います。

『FXは余剰金でやろう』と言いますが、いざ大きな含み損を抱えた時には焦って冷静な判断ができなくなってしまいます。

例えば次のような場合を考えてみましょう。

エントリー手法は何でも良いんですけど、例えば133.4円でロングエントリーをする時、殆んどのトレーダーは

ココまでは落ちるかもしれないな…

ココまで来たら嫌だな…

と考えていると思います。

しかし、ココまで来たら〇〇円の含み損になってるなまで考えているトレーダーは少なかったりします。

なので、『想定してない含み損』=『含み損がいくらになるか把握していない』=『いざ抱えてパニック』となるわけです。

想定外の含み損を抱えないこと

①想定ラインに到達した時、含み損はいくらになる?
⇒その金額は許容できるの?

②許容できる
⇒計画どおりに行動する

③許容できない
⇒ロットが大きすぎる
⇒想定ラインが遠すぎる

ハイレバでトレードしない

FXで負けないための最後のコツは『ハイレバでトレードしない』です。

『無計画なトレードをしない』

『想定以上の含み損を抱えない』

と説明してきたので想像が付いたかもしれませんが、結局は『ダメ、ハイレバ』に辿り着きます。

なぜハイレバがダメなのか?

①ハイレバ⇒無計画
⇒少し動いただけで損切り
⇒当たるか、外れるかの勝負
⇒下手すると資産を全て失う

計画もクソも無い

②ハイレバ⇒詰みやすい
⇒少し動いただけで大きな含み損
⇒瞬発的なトレード
⇒パニック&いのり状態

詰みやすいトレード

将棋に例えると、ハイレバ=手駒と持ち時間が少ない状態です。

手駒=余剰証拠金

持ち時間=状況を判断する時間

と考えると分かり易いですよね。

ハイレバが絶対悪とまでは言いませんが、プロ棋士並みの戦略とプロゲーマー並みの瞬発力を併せ持たなければ生き残れないと思います。

なにも厳しいトレード環境に自分から突っ込んでいく必要はないのです。

まとめ:トレード全体として負けないこと

『負けないトレードとは何なのか?』をテーマに解説してきましたが、FXで負けないことはエントリー手法やトレード勝敗に拘ることではなく、『トレード全体として負けないこと』だと理解していただけたでしょうか?

トレード全体として負けないこと

①トレーダーの負けとは?
⇒資産を全部失うこと
⇒『詰んでしまう』こと

②無計画なトレードをしないこと
⇒予想が外れたら&当たったらどうするか決めておく

③想定以上の含み損を抱えない
⇒いくらになるか事前に把握する
⇒許容できなければロットが大きいか想定ラインを近くする

④ハイレバトレードをしない
⇒計画もクソも無くなってしまう
⇒下手すると一瞬で資産を失う
⇒パニック&祈り状態になる

注意して欲しくないのは、ただ『低レバ』でトレードすれば良いわけではないことです。なぜなら、いくら低レバでも無計画だと資産を失うまでの所要時間が長くなるだけだからです。

どんな時も計画的な低レバを心掛けて、ゼロサムゲームのFXで生き残れるトレーダーになりましょう。

どうしてFXで勝てないのか?

実効レバレッジが高すぎてコツコツ・ドカンになってませんか?

僕は実効レバレッジ5倍以下のトレードを厳守しています!

軍資金 1エントリー 合計ポジション
10~50万円 1000通貨 5つまで
100万円~ 10000通貨 5つまで

『自分の資金力に見合わないハイレバトレード』はトレードで負ける一番の原因です。

資金10万円~50万円でFXをするなら1000通貨対応のFX会社でトレードすることを強く推奨します。(↓トレーダー目線で使い易いFX会社をまとめています↓)

参考記事:低リスク!資金10万円~50万円&1000通貨でトレードできるFX会社まとめ

FXで長く生き残るにはコツコツ利益を積み上げるのが一番の近道です。